第1章 序章 荒船山には以前から登りたいと思っていた。しかし、あえて一人で行くほど行きたいわけでもなかったので、なかなか足が伸びずにいた。そんな中で「トレイルランニングをしたいのだけど、いい山ない!?」という山仲間のお誘いがあったのだった。 …
第0章 プロローグ-唐突な誘い- 「今週末、キソコマ、いかね。」 大学時代からの友人から唐突に連絡が入った。彼とは山の話こそすれ、これまで一緒に山に登ったことはなかった。 珍しいこともあるもんだ。そんなふうに思いながらも、こと山の話に関しては誘わ…
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